
AIでプレゼン設計
今回は、プレゼンテーションの準備から資料の完成、そして本番の練習に至るまでの一連の流れを効率化するための具体的な手順を解説します。AIを壁打ちの相手として活用することで、自分一人では気づきにくい視点を取り入れながら、短時間で質の高いプレゼンを作り上げる方法を紹介します。
AIでプレゼン設計する手順
AIでプレゼン設計する手順を一例を入れながら紹介していきます。
最初のステップでは、AIに対してどのような場面でプレゼンを行うのかを詳細に伝えます。
今回はサンプルとして、下記のプロンプトをAI(ChatGPT,Gemini,Claude等)に送ります。
あなたは業務改善コンサルタントです。
以下の条件で、プレゼンに必要な論点を整理してください。
【プレゼンの目的】
社内コミュニケーションツールを新規導入したい
【提案相手】
直属の上司(部長クラス)
コスト・運用負荷・リスクを重視するタイプ
【現状】
・メールと個人チャットが混在している
・情報が分散し、過去のやり取りを探すのに時間がかかる
・部署間の連携が弱い
【制約条件】
・初期費用はできるだけ抑えたい
・ITリテラシーは高くない社員も多い
この状況で整理すべき論点を洗い出してください。
AIのアウトプット例
整理すべき主な論点は以下です。
- 現状課題の明確化
・情報が分散していることによる業務効率低下
・引き継ぎや確認作業に時間がかかっている点
・部署間での認識ズレが発生している点 - 導入による具体的メリット
・情報の一元管理による検索時間の短縮
・チーム内外のコミュニケーション活性化
・業務スピードの向上 - コストと費用対効果
・月額利用料の目安
・削減できる工数との比較
・投資回収の見込み - 運用面の懸念
・社員への定着までの期間
・教育コスト
・管理ルールの必要性 - リスクと対策
・情報漏洩リスクとセキュリティ対策
・使われなくなるリスクと定着施策
この時点で「自分が考えていたことが整理されて見える化された」状態になります。
STEP1の論点を踏まえてAIにストーリー構成を依頼します。
先ほど整理した論点をもとに、
部長が納得しやすいプレゼンのストーリー構成を作ってください。
条件:
・コスト削減だけに偏らない
・リスクへの配慮をしっかり示す
・最終的に「まずは試験導入ならOK」と思ってもらう構成
AIのアウトプット例
以下の流れが効果的です。
- 導入背景(なぜ今なのか)
現状のコミュニケーション課題が、業務効率やミスにつながっていることを提示 - 課題の具体例
実際に起きている情報共有の遅れや手戻りを簡潔に説明 - 解決策としてのツール導入
なぜツール導入が課題解決に有効なのかを論理的に説明 - 導入メリットの整理
・業務効率化
・情報の見える化
・チーム連携の向上 - コストと投資対効果
月額コストと削減できる工数を比較し、現実的な数字で説明 - リスクと対策
セキュリティ・定着リスクに対する具体的な対応案を提示 - 提案の落とし所
まずは一部部署での試験導入を提案し、判断のハードルを下げる
ここまで固めると「スライドを作らなくても、話の流れが頭に入っている」状態になります。
スライド構成をAIに依頼します。
先ほどのストーリー構成をもとに、
10枚以内のスライド構成案を作ってください。
各スライドについて
・タイトル
・入れるべき要点(箇条書きでOK)
を示してください。
AIのアウトプット例
1枚目:提案概要
・本日の目的
・提案の結論(試験導入の提案)
2枚目:現状の課題
・情報分散
・確認作業の増加
・連携不足
3枚目:課題が生む影響
・業務時間のロス
・ミスや認識ズレ
4枚目:解決策の方向性
・情報の一元管理
・コミュニケーションの可視化
5枚目:ツール導入のメリット
・検索性向上
・対応スピード向上
6枚目:コストイメージ
・月額費用
・削減工数との比較
7枚目:リスクと対策
・セキュリティ
・定着支援
8枚目:試験導入案
・対象部署
・期間
9枚目:まとめ
・期待効果
・次のアクション
構成をもとに資料を作成依頼します。(Genspark、Manus、NotebookLM等がおすすめ)
このスライド構成をもとに、PowerPoint形式(またはGoogleスライド形式)で資料を作成してください。
文章は簡潔で、あとから修正しやすい形にしてください。
作成例
読み上げ原稿を作らせます。
作成したスライド内容をもとに、5〜7分程度のプレゼン読み上げ原稿を作成してください。
口語調で、上司に説明する想定でお願いします。
AIのアウトプット例(抜粋)
まず最初に、今回なぜこの提案をさせていただいたかをご説明します。
現在、部署内のやり取りがメールや個人チャットに分散しており、
情報を探すのに時間がかかっている状況があります。
模擬練習用に想定質問をするように依頼します。
あなたは慎重な部長です。
この提案に対して、コスト・運用・失敗リスクの観点から厳しめの質問を5つしてください。
回答を送った上で、下記のプロンプトでブラッシュアップするとより効果的です。
今の受け答えについて、分かりやすさ、説得力、改善点を点数化した上でフィードバックしてください。